Vol.44 京都おいしい減塩プロジェクト応援企画 第5弾 ~加工食品との上手な付き合い方~ 京都市管理栄養士
第1~4弾にかけて、「減塩」の大切さや、具体的な方法について、お伝えしてきました。
今回は、食塩を含んでいることに、一見して気付きにくい加工食品にクローズアップします。
「食塩が多い」=「しょっぱい」と、思っていませんか?
実は、「しょっぱさ」がそんなに感じられない食品にも、食塩が使われていることがあるのです。
例えば、パンや、うどん、中華麺などには、作られる段階で食塩が加えられています。
<食品に含まれる食塩相当量>
それに比べ、ごはんの食塩相当量は、0 g です!
主食の食塩相当量が少なければ、その分、主菜や副菜に食塩を使うことができますね。
ちなみに、スパゲッティ(乾麺)自身の食塩相当量も 0gですが、食塩を加えた熱湯でゆでるため、実際には 0gではありませんのでご注意を。
調味料を選ぶときに、エネルギーを気にされる方も多いのではないでしょうか。
実は、エネルギーの高い調味料に比べ、エネルギーの低い調味料の方が、食塩を多く使用していることもあります。
脂質が減ったことによる物足りなさを、食塩で補っているのですね。
塩分を控えたいのか、エネルギーを控えたいのか、目的に合わせて、調味料を選びましょう。
もちろん、調味料を使い過ぎないようにすることも、お忘れなく!
<調味料(大さじ1)に含まれる食塩相当量>
食品名 | マヨネーズ | 和風 ドレッシング |
マヨネーズ (低エネルギー) |
ごま ドレッシング |
和風ドレッシング (ノンオイル) |
エネルギー(kcal) | 80 | 27 | 40 | 60 | 12 |
食塩相当量(g) | 0.2 | 0.5 | 0.6 | 0.7 | 1.1 |
普段から、よく口にしているはずなのに、意外と気付いていない「食塩」。
食塩の存在を知るには、栄養成分表示を確認することをお勧めします。
<栄養成分表示って?>
容器包装に入れられた加工食品には、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量などの栄養成分の含有量を表示することが義務づけられています。
栄養成分は、100g、100ml、1食分など、1単位当たりの量が表示されます。
栄養成分表示を 減塩に活用するポイントについては、「食塩相当量」を知ってコツコツ節塩(PDFファイル) をご覧ください。
加工食品に含まれる食塩を活用した、簡単メニューをご紹介します。
写真をクリックすると、レシピをご覧いただくことができます。
*加工食品によって、食塩相当量に差がありますので、栄養成分表示をご確認ください。