果物は1日200g食べましょう
果物は1日200g食べましょう
果物は1日200g食べましょう
健康日本21(第3次)では、果物の摂取目標量を1日200gとしています。
1日200gの果物を食べることで、高血圧 、肥満 や2型糖尿病 の発症リスクが減少するという報告がされています。また、冠動脈疾患、脳卒中及び全死亡のリスクと果物摂取量を検討した研究では、1日200g程度の果物摂取で相対リスクが低くなることが報告されています。
ただし、2型糖尿病などの疾患のある方は、果物の過剰摂取が疾患管理において影響を与えますので、摂取量には注意が必要です。
果物100gの目安
果物は栄養たっぷり
○ビタミンC
ビタミンは微量で体内代謝を調節する働きがあります。
中でも、ビタミンCは抗酸化作用が強く、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
ビタミンCは水に溶けやすく、加熱に弱いため、生で食べることで効率的に摂取できます。
○カリウム
カリウムは無機質(ミネラル)の一種です。筋肉や心筋の働きを正常に保つ働きや、ナトリウムによる血圧上昇を抑制する働きがあります。
カリウムは水に溶けやすいため、生でそのまま食べる果物からの摂取が最適です。
○食物繊維
食物繊維はエネルギーにはなりませんが、満腹感を与えたり、便秘を予防したり、大腸の環境を整える等の働きがあります。
果物には、ペクチン等の水溶性食物繊維やセルロース等の不溶性食物繊維が多く含まれています。
○ポリフェノール
ポリフェノールは、苦みや色素の成分で、抗酸化作用が強い、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があります。
ポリフェノールには、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニンがあります。