口の機能を育てる

乳幼児期は、生涯にわたる歯と口の基礎を育む大切な時期です。

口の機能は、乳幼児期や少年期に成長とともに発達します。この時期にしっかりと育むことが大切です。

口の発達(噛む機能の発達の目安)

※発達については、一般的な目安です。個人差がありますので、お子さんの成長に合わせて無理なく対応しましょう。

口を育てる

1 気を付けたい癖や姿勢

乳幼児期や少年期などの癖や姿勢は、歯ならび、あごの形や大きさ、唇の力など、口の周りの発達に悪影響を与えることがあります。

① 口の周りに影響を与えやすい癖

・指しゃぶり

・頬杖をつく

・下唇をかむ

・食べるときに唇が閉じていない

ただし、行動や癖は様々な背景が考えられ、一概にやめさせるべきというものではありません。成長とともに、自然と消えていくこともありますし、時期や癖によっては、やめさせる必要がないとされています。お子さんの様子を見ながら、心配なことがあれば、専門家に相談してみましょう。

② 食事の姿勢

・奥歯でよくかみ、唇をしっかりと閉じて飲み込むようにしましょう。

・食事を急がない、家族や友達などみんなと一緒に楽しく食べる、よくかんで食べるなど、周囲の大人が楽しい雰囲気づくりや、お手本となる食べ方を心がけましょう。

2 口を使った遊び

しっかりとよくかんで食べることと合わせて、楽しみながら日常的に口の機能を育てましょう。

口を使ってじゃんけん
しゃぼん玉
風車回し
風船ふくらまし
ストローぶくぶく