京・けんこう情報局

Vol.8 「☆ペットの「食」にまつわるetcシリーズ☆第1回 人の食べ物ってあげていいの?」 保健医療課動物愛護担当

このシリーズでは、京都市役所で獣医師として働いている私が、人の食だけでなく、
『「ペットの食」についてもケアが必要!!』
ということで、「ペットフードにまつわるエトセトラ」をつづっていこうと思います。
「ペットの食べ物」といっても、いろいろありますが・・・
まず、始めに考えないといけないのは、
『「人の食べもの」は、ペットも食べることが出来るわけではないんです!』
ということです。
ペットがかわいすぎて、自分が食べているものをついついあげてませんか??
これは、実はペットにとっては、危険なことかもしれません!
というわけで、シリーズ第1回は↓↓

第1回 人の食べ物ってあげていいの?

人の食べ物の中には、ペットが食べると病気になるものがあるので要注意!!
『そんなん、もう知ってるわ!』
なんて、愛犬・愛猫家の皆様からは怒られるかもしれませんが(笑)
知っている人には再認識!ということで、
知らなかった人には、『そうだったのか!!』ということで、
以下に、犬猫にとってはDanger(危険)な食べ物を挙げていきます。

○タマネギ等のネギ類
これは、めっちゃ有名な話ですね☆ 詳しく話す必要もないかもしれませんが・・。
ネギ類には、犬猫の赤血球を破壊する成分があり、貧血、紅茶のような色の尿が出る、下痢などの症状が出ます。

○カカオ(チョコレート、ココア)
チョコレートは、バレンタインの日にもらえるかどうかドキドキした青春時代を思い返す、食べると甘くて癒されるイメージしかないのではないですか(笑)
実は、これらに含まれる「テオブロミン」という物質は、犬猫に嘔吐、下痢、動悸、けいれんなどの症状を起こさせることがあるんです。
同じような症状はコーヒーや紅茶をあげても起こる場合があります。人への癒しも、犬猫にとってはDangerなんです!

○人間用に調味した食べ物
これには、ペットにとっては必要のない塩分等が多く含まれるんです。汗をかけない犬猫にとって、塩分を多くあげることはとてもDangerです!

他にもいろいろあるんですが・・・
これを、きっかけに犬猫が食べてはいけないものに興味を持ってもらえれば幸いです☆

Written by kawano makoto