京・けんこう情報局

Vol.27 ふれあいファミリー食セミナー 「みつばち冒険隊」 を開催しました。中京保健センター管理栄養士 小池美喜子

   夏休み真っ盛りの8月1日(金)、小学1~3年生とその保護者の方を対象に、「みつばち冒険隊」を開催しました。

  みなさん、中京区役所には、屋上庭園があるのをご存知でしたか?

 中京区役所では、ボランティア団体の「京・みつばちの会」及び京都学園大学と協働で、植物の生育や実りを助ける益虫であるニホンミツバチを屋上庭園で飼育し、まちなかの緑をふやしていくための「京都みつばちガーデン推進プロジェクト」に取り組んでいます。
 ニホンミツバチは働き者で、一日中花から花へと飛び回ってみつを集めます。花は受粉してもらうことで、立派な実をつけることができます。私たち人間がたくさん花を植えたら、ミツバチはその花々を飛び回り、みつ集めをします。みつがたくさん貯まれば、その一部を私たちにも分けてくれます。植えた花もきれいな花を咲かせて私たちを楽しませてくれます。 

 自然の豊かさを教えてくれるミツバチとの共生、なんだか素敵ですね。

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 そして今夏、屋上庭園とニホンミツバチの巣箱見学や、はちみつを使った調理実習などをプログラムとした、ふれあいファミリー食セミナー「みつばち冒険隊」を開催しました。
 最初に、「京・みつばちの会」事務局長の西村さんから、屋上庭園での巣箱見学とミツバチの住む環境についてお話をしていただきました。

屋上見学1 

 次に、2階の保健センター栄養調理室に移動して、調理実習を楽しみました。
◎メニュー: ★ホットケーキ ★はちみつチキン ★はちみつトマトレモネード

調理実習1

大学生1

 
 試食では、「おいしい!」「甘い!」「いつも食べているはちみつと違う」と、はちみつをたっぷりかけたホットケーキを頬張る子どもたちの姿がありました。今回使用したはちみつは、もちろんニホンミツバチが採取したはちみつです。京都光華女子大学の実習生によるはちみつに関するクイズも好評でした。

 片付けの後、再度、屋上庭園に上がり、コスモスの苗植えを体験しました。参加者には、「京都みつばちガーデン推進プロジェクト」の紹介冊子や缶バッチ、苗のプレゼントも用意されていました。

 今回の「みつばち冒険隊」、盛りだくさんの内容でしたが、参加した子どどもたちは、きっと自然の大切さや食の楽しさを感じてくれたはずです。残念ながら、今回参加できなかった方は、ぜひ来年ご参加ください。

 この秋、屋上庭園では、子どもたちが植えたコスモスがたくさん花を咲かせ、みつを集めにミツバチたちが集まることでしょう。