Vol.49 令和6年6月 京・食クッキング~初夏の食育セミナー~ 京都市管理栄養士
京都市民のみなさまの1日の野菜摂取量をご存じですか?
令和4年京都府民健康・栄養調査では、目標の1日350gを下回る、232.2gという結果でした。
なんと、1食分(120g)足りないのです。
京都市では、6月の食育月間には「そうだ、野菜とろう!」キャンペーンを実施し、市内各所で野菜摂取の普及啓発を行いました。
区役所・支所では、京・食クッキング~初夏の食育セミナー~を開催しましたので、その内容をご報告します。
参加者はグループに分かれ、手際よく、わきあいあいと楽しくクッキングをしながら、1時間程度で4品の野菜料理+1品のデザートを完成させました。
「トマトごはんが食べやすい!」「おだしがきいていておいしい」「家に帰ってもまた作りたい」との声を多くいただきました。
管理栄養士による講話では、市民のみなさまが実践されている「野菜を食べるアイデア」を紹介させていただき、カット野菜や冷凍野菜、乾物なども上手に活用しながら、手間なく・無駄なく、たくさん野菜を食べる方法について、お伝えしました。
今回の献立は、夏野菜をたくさん使っており、1食で1日の目標量の7割(250g)の野菜が食べられるようになっています。
<作り方のレシピはこちらからダウンロードできます。(PDF)>
ぜひ、作ってみてください。
●主食|トマトごはん
トマトを1個丸々炊き込む豪快な作り方。にもかかわらず、あっさりと食べやすい味に仕上がりました。●主菜|キャベツの宝袋
宝袋を噛むとじゅわっとおだしが溢れ出ます。添え野菜にも、うま味がしっかりしみ込んでいました。●副菜|きゅうりの香味炒め
しょうがやしそ、ごまの香りを活かした減塩のおかずです。●副菜|夏のとろろ汁
温かくても、冷やしていただいてもおいしい一品です。
●デザート|和風ブラマンジェ
きなこの香りとごまの風味が濃厚なデザートです。
その他にも、「京・けんこうひろば」では、いろいろな野菜の食べ方を紹介しており、「野菜たっぷりレシピ」の検索もできます。
みなさまの野菜料理のレパートリーに加えていただき、もっともっとたくさん、おいしく野菜を食べていただけると嬉しいです。