誤嚥性肺炎を予防しよう
誤嚥性肺炎を予防しよう
誤嚥性肺炎とは、細菌が唾液や食べ物・飲み物とともに、本来入ってはいけない気管に誤って流れ込んで生じる肺炎です。
年齢とともに飲み込む機能(嚥下機能)や咳をする力(咳反射)が弱くなると、口の中の細菌や食べかすなどが誤って気管に入りやすくなり、誤嚥や誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
口の機能を維持することや、口腔ケアによって細菌や食べかすを減らして口の清潔を保つことが効果的な予防方法です。
口の機能を維持
口腔ケアの方法
一般的な方法を次にご紹介します。
ご自身の口の状態にあった口腔ケア方法はかかりつけ歯科医に相談してみましょう。
日常における口のお手入れの方法
入れ歯の洗い方
入れ歯を洗う時は、万が一、入れ歯を落としてもこわれないように水をはった洗面器等の上で洗いましょう。
入れ歯の保管方法
入れ歯は乾燥させると変形したり割れやすくなるので、特別に指示がある場合をのぞいて、寝る時や使用しない時は水を入れた容器に保管するのが基本です。
舌みがき
力を入れずに奥から手前にやさしく動かします。乾燥している場合には水や保湿剤で湿らせてから使いましょう。無理をせず数回に分けてとるようにしましょう。
※舌は傷つきやすいので注意しましょう。
電動歯ブラシ
自動的に振動するので楽に歯みがきができます。握力が弱く、自分でみがきづらい場合や介護者がみがく時に便利です。