口腔がんを知っていますか?

口腔がんを知っていますか?

口腔(こうくう)とは、口のなか全体を指し、歯や歯ぐきだけでなく、唇、頬、口蓋、舌なども含まれます。また、口腔内は、歯を除き、粘膜(口腔粘膜)に覆われています。

口腔がんとは、口腔に発生するがんの総称であり、舌や頬、歯ぐきなど、口のなかの様々な部位にでき、最も多いのは舌にできる舌がんです。

口腔がんを含む口腔・咽頭がんは、男性・女性ともに、40歳代後半から増加する傾向がみられます。

また、口腔・咽頭がんは、大腸がんや胃がん、肺がんといった他の部位のがんと比べて発生頻度が高いわけではありませんが、その患者数や死亡者数は近年増えてきています。

 

口腔がんのリスク因子

口腔がんの主なリスク因子としては次のようなものが挙げられます。

口腔がんの代表的なリスク因子
生活習慣 ・ 喫煙

・ 飲酒

口腔内の状況 ・ 口の中が汚れている

・ 合わない入れ歯の使用

・ 尖った部分がある(むし歯や詰め物・被せ物が外れたままの状態 等)

口腔がん予防のために日頃からできること

口腔がん予防のために、生活習慣を見直したり、口のなかのリスク因子を減らしましょう。

1 たばこ、お酒を控える。

2 偏食せず、栄養バランスのとれた食事をする。

3 歯みがき、うがいなどを習慣化し口腔内を清潔に保つ。

4 合わない入れ歯、治療していないむし歯などの尖った部分、壊れたかぶせものなどは放置せず、治療する。

 

また、次のことも大切です。

○ 日常的に口のなかを観察し、変化に気づきましょう。

○ かかりつけ歯科をもち、定期的に口のケアやチェックを行いましょう。

 

気になる症状と口の観察ポイント等、詳しくは京都市情報館をご覧ください。

⇒ 京都市情報館:口腔がんをご存知ですか?