京の食育指導員
Vol.27 小学校生活科授業”さつまいもパーティー”のプロデュース【西京区】
11月6日(火)に西京食育指導員の会のメンバーのうち8名で、嵐山東小学校で小学校2年生72名を対象に、「生活科」の授業の中で子ども達が育てたさつま芋を使った調理実習と講話を含めた『さつまいもパーティ』をお手伝いさせていただきました。
いも餅のきなこがけ(小旗は食育指導員の手作り)、
チョコチップ入りスィートポテト、スティックポテト
「生活科」の授業では「子どもたち自身が作ったさつまいもを使って作る」ということが大切です。学校の庭で収穫したさつまいもは、小さく節くれだったものが多くアクも強いので、丁寧に皮を剥き、長時間水にさらす等の手間がかかりました。他にも、見た目からもおいしく子どもたちに満足感を与えることができるものでありながら、限られた授業時間・予算の中で大勢で調理をしなければならない等、多くの課題がありました。そこで、食育指導員として何が求められているのかを考え、提案・実行させていただきました。どこまで手をかけておくのか、どうしたら調理経験の少ない低学年の子どもたちがスムーズに調理できるのか等、今までこのグループで行ってきた色々な食育活動が糧になったと実感しました。
食べることを楽しむ空間づくりも食育です。子どもたち自身の手でパーティを作り出す感覚を持ってもらうために、2クラスが交互に調理をする間に、さつまいもの絵を描いたランチョンマットを作ることを提案しました。実際のパーティには、指導員が前日に野山で摘んできたススキや庭の花、花瓶を持ち寄り教室を彩り、講話の中で秋の七草のお話も盛り込みました。いつもと違う教室の雰囲気に、子どもたちのわくわくとした表情を見ることができて嬉しかったです。
その後の講話は、さつまいもについての歴史や栄養等、2年生には少し難しい内容でしたが、最後まで落ち着いて聞いてもらうことができました。