京の食育指導員

Vol.170 食育指導員のおうち食育~自家製よもぎ餅~

食育指導員のMoxaです。
「旬の食材でお菓子作り」第三弾はよもぎ餅です。

家で育てているよもぎを使って「よもぎ餅」を作ってみました。
塩を少し効かせると、買ってきたのと変わらない美味しさです!
あんこは今回も市販のものを使いました。

去年、よもぎ畑の苗を3ついただき、3箇所に植えてみました。(土壌、日当たり、水捌けなどの条件が違うので、
違う場所に植えるよう指示がありました。)
1本ずつの苗はひょろひょろと育ちそのまま枯れてしまったかと思いきや、土の中で株が分かれ、春には新芽が
いっぱいでました。3箇所で随分成長が違いました。

春になりよもぎの葉を収穫できるようになって、何回か試作を作り、ようやく美味しい自家製レシピが完成しました。
春先の新芽は柔らかいのですが、量は取れません。
春先のよもぎの方が美味しいとは聞きますが、夏もよもぎを収穫して作れます。
9月に入ると葉が黄色くなってくるので、収穫は8月中旬にしたもので、今年最後のよもぎ餅を作りました。

自家製よもぎ餅を作ってみたいという方は、来年の参考にしてください。
私は使ったことはないですが、よもぎパウダーとかも売ってるようです。

関東の友達に、「よもぎ餅を作ったよ」というと、「草餅ね!」と言われました。
関東では「草餅」と呼ばれるお菓子は、一般的に「よもぎ餅」をさすらしいです。

<材料> (9個分)
Aよもぎ  20g(茹でて、水を絞ったもの)
A白玉粉  80g
A上新粉  20g
A砂糖   40g
A塩        3g(塩味が苦手な人は減らして下さい)
A水    150cc

つぶあん  180g
片栗粉  適量

<作り方>
1  摘んだよもぎは洗って、硬い芯は取り除き、重曹を入れて茹でる。
  水にさらしてかたく絞り、包丁で細かく切り、すりこぎでつく。(もしくはフードプロセッサーにかける)
 

2 あんこを20gずつ丸めておく。

3 Aの材料をすべて耐熱ボウルに入れて、ラップをして電子レンジで50秒ずつ数回に分けて、様子を見ながら加熱する。
 その都度、木べらでよく混ぜ合わせます。


4 生地に透明感が出てきて、少し膨らんできたら出来上がりです。(私は50秒を6回繰り返しました。毎回、柔らかさ、
  色が変わっていきます)
 

5 生地を9等分します。(3等分したものをさらに3等分)

6 片栗粉を手粉に使いながら、あんこを包み、丸めたら、閉じた方を下にして並べます。最後に刷毛で余分な粉を落とします。
 


簡単ですが、お餅は熱いので、気をつけて下さいね。
私は猫手なので、熱々のお餅に餡を詰めるのが大変でした。