京の食育指導員

vol.172 災害時の食事について【北区役所】

食育指導員Yです。
北区の食育指導員3名で、北区のマンション町内会のみなさんを対象に災害時に役立つサバイバル調理実習を行いました。

初めに非常食についてお話しました。
非常食での栄養の注意点(たんぱく質とビタミン類が不足しやすい)を伝え、ローリングストック(回転備蓄)の紹介をしました。

調理実習は、パッククッキング(袋に食材や水を入れて湯煎する調理)を行いました。   

災害時は特に水がとても重要な資源となります。
パッククッキングで使ったお湯は何度でも活用でき、生活用水としても再利用できます。

ポリ袋の種類、空気の抜き方、湯煎の方法等のパッククッキングの注意点もお伝えし、調理実習を行いました。

今回の調理実習の献立です。

【ごはんもの】
☆コーンの炊き込みご飯                   
☆松茸のお吸い物を使った松茸ご飯風

【おかず】
☆干大根のツナ和え                           
☆高野豆腐の炒り豆腐風

【汁物】
☆みんなが食べやすい素麺を使ったにゅう麺

【デザート】
☆フルーツジュースやコーヒー飲料の寒天ゼリー
☆ホットケーキミックス粉の蒸しパン   

参加者のみなさまは、興味津々で、熱心に実習されておられました。
参加者も食育指導員も交えて、お話や質問をしながら、和気あいあいとした時間でした。

お子様も2人参加しておられ、特に寒天ゼリーが気に入った様子でした。
自分達で作って、上手く出来上がったりんごジュースの寒天ゼリーに笑顔が見られました。

災害時は不安になるものです。家族や隣近所と協力して対処することが大切だと、
今回の活動や自分の東日本大震災の経験から切に感じました。

先輩の食育指導員さん達に誘ってもらい、今回活動に参加しました。
とてもわかりやすい内容で、参加者と同様に私自身が災害時の食事について勉強できました。
これをバトンタッチして、また別の人に伝えていければ…と思いました。