京の食育指導員

vol.174 小学生でもできる災害クッキングとしてのポリ袋クッキング【西京区役所】

桂徳児童館さんは、つながる防災プロジェクトを実施されていて、5月には<防災フェスタ>を行われ、その一環として<小学生でもできる災害クッキングとしてのポリ袋クッキング>の依頼を受けました。7月19日(土)13:30から 小学生16名、幼児4名 保護者6名の参加で、食育指導員5名で実施しました。まず、災害を想定して身を守る・命を守るためにとるべき行動をみんなで考えました。

イ 台風や大雨の時

ロ 地震の時・・・家にいる場合、外にいる場合、お店や乗り物の中の場合、海や川の近くにいる場合

高いところに逃げる、ランドセルで頭を守る、倒れそうな物に近づかないなど多く活発な発言意見が出ました。 『災害時、電気・ガス・水道が止まることがありますね、食事はどうしましょうか?お家に備えてあるものでおいしい料理ができますよ』とポリ袋クッキングを紹介し、調理を行いました。メニューは鶏釜飯風ご飯、ミネストローネ、きなこ棒です。低学年が主になることを想定して包丁は使わず、キッチンバサミで対応できるメニューを選びました。2人1組になり、ポリ袋を持つ人、ポリ袋に食材を入れる人と協力し合って楽しそうに手際よくクッキングしました。湯煎加熱中にA4のチラシで紙皿作りです。もうすでに知っている子もいて、教えあったりしてスムーズに作りました。作ったお皿にポリ袋をかけて、鶏釜飯風ご飯を盛り付けて試食しました。試食タイムも落ち着いた頃、食品の色分けクイズを行いました。災害時にも食べ物の偏りをチェックするためで、まず、食品の色分け方法を伝え、今日使った食品を色分けしてみました。結果、バランスよく含まれていることを確認しました。

 

【参加者さんのアンケート結果より】

・防災のためのご飯を教えてくれてありがとうございます。

・災害の時こんなおいしいごはんができるのがすごい。

・炊飯器がなくてもポリ袋でお湯の中でご飯が炊けるのがすごい

・自分でも出来たからうれしい

・おいしかったです。(11名)

・温かいスープでほっとした

・ポリ袋クッキング初体験でとても勉強になりました   などなど

【児童館担当者様から】

・クッキングの機会は滅多になくとても有意義で良かった。今後別のテーマでもお願いします。

小学生へのポリ袋クッキングは初めてでしたが、怪我や火傷の事故もなく終えることが出来ました。児童館さんのご協力を感謝申し上げます。

西京食育指導員の会