京の食育指導員

vol.82 食育指導員のおうち食育~おしょらいさん~【下京区】

下京区食育指導員のHです。

京都ではお盆におしょらいさんをお迎えして、お膳などをお供えしますね。
わが家では、義母がずっとお膳を用意してたのですが、義母亡き後、私が引き継いでいます。
最近では、仏壇のない家も多いようですが、ご先祖さんを祀ることは一つの受け継ぐべき風習かなと思い、書いてみました。
元々義母がしていたものとは、少しずつ変わって来ていますが、基本的なことは、受け継いでいるつもりです。
お膳の基本は
①昆布出しを使う。
②ご飯と2種類のおかずと漬物を添える。
③野菜や乾物を使った精進料理。
この3点を基に、今年もお膳を作ってみました。

 

13日

(朝)お迎えだんご

(お昼のお膳)瓜と油揚げの煮物、なすのごま和え、きゅうり漬物

14日

(朝) おはぎ

(お昼のお膳)かぼちゃの煮物、オクラとえのきの煮浸し、奈良漬

15日

(朝)白蒸し

(お昼のお膳)湯葉としめじの汁、ささげのごま和え、ミョウガの酢漬け


16日(朝)送りだんご

 

お供えの野菜は、スーパーでもセットで売っていますが、夫の作った野菜と里芋の葉で作ってみました。

お膳の献立は義母のメモを元にアレンジしています。

私はあんまり信心深くないのですが、おしょらいさんを祀ることは伝えていくべき食文化の風習じゃないかと思っています。