京の食育指導員

Vol.152 わらび餅は何からできているの?~学童クラブでの活動~【洛西支所】

西京区洛西支所管内の食育指導員7人で活動しました。
毎年、夏休みに学童クラブ1年生から6年生の皆さんに「食」についてのお話をしています。

今回は講話「わらび餅は何からできているの?」と、「わらび餅きなこ付き」のデモンストレーション・
試食を行いました。 

本物の食材を用意することで、より「食」を身近に感じてもらうことができます。
今回用意した食材は「根付きわらび」「稲」「麦」「枝豆」「大豆」「サツマイモ」
稲→和菓子、麦→パン・ケーキ・菓子・スパゲッティ、サツマイモ→わらび餅粉
の材料になります。

例えば、子どもたちは、枝豆は知っていても、それがきな粉とは結びつかない。
「枝豆→大豆→煎ってすりつぶす→きな粉」となることを説明し、目の前できな粉作りを実践して見せると
「ええ匂いやなー ほんまにきな粉や!」と感動してくれます。

私たちが日常食べているわらび餅は、サツマイモから作られていますが、根付きわらびを用意して、
「根の部分を乾燥させて粉にしたものが、高級な『本わらび粉』です。」と見せます。
わらびの根を見る機会はほぼないので、皆さん興味津々でした。

講話の後は、わらび餅のデモンストレーション。
お鍋の中の液体を混ぜて、少しずつ塊になり、もちもちした大きな塊になって出来上がり。

最後は、お楽しみの試食タイム。 
「出来たてのわらび餅を食べた時、冷たかったのでびっくりしました」って。
それは、食育指導員みんなで、美味しくなーれと魔法をかけて冷たくしたのです。

可愛い学童クラブの子供さんに、楽しく伝えられるように、これからも継続していきたいと思います。